十八等官でしたから役所のなかでも、ずうっと下の方でしたし俸給もほんのわずかでした

  1. 犬も歩けば棒に当たる
  2. 論より証拠
  3. 花より団子
  4. 憎まれっ子世にはばかる
  5. 骨折り損のくたびれ儲け
  6. 下手の長談義
  7. 年寄りの冷や水

蟹の握り飯を奪った猿はとうとう蟹に仇を取られた。蟹は臼、蜂、卵と共に、怨敵の猿を殺したのである。――その話はいまさらしないでも好い。ただ猿を仕止めた後、蟹を始め同志のものはどう云う運命に逢着したか、それを話すことは必要である。


とにかく猿と戦ったが最後、蟹は必ず天下のために殺されることだけは事実である。語を天下の読者に寄す。君たちもたいてい蟹なんですよ。

Le Ver

こいつはまた精いっぱい伸びをして、長々と寝そべっている――上出来の卵饂飩のように。